最近では、合成皮革のランドセルが一般的になってきましたが、やはり味のある牛革のランドセルは、新一年生への大切な贈り物として多くの方に選ばれています。今回は、世代を超えて愛されてきた本革ランドセルの特徴とメリット、そして気になるお手入れ方法をご紹介します。

牛革ランドセルのデメリットとメリットは？

牛革ランドセルのデメリット。それは、「水に弱い」という特徴です。
雨が多く、湿度が高い日本では、致命的なメリットに思われがちですが、最近のランドセルはそうではありません。勿論、牛革のランドセルには撥水加工が施されています。この技術は昔と比べて大いに進歩しているので、雨に濡れてもすぐに拭き取れば問題ありません。
また、定期的に防水スプレーなどでメンテナンスをすることで、撥水性をキープすることができるので、６年間問題なく愛用できるのです。

そんな牛革のランドセルが選ばれる最大のポイントは、大きくわけて２つ。

・優れた耐久性
・使い込むほど味が出る質感

合皮のランドセルに比べてお値段は高くなる牛本革のランドセルですが、それでも選ばれ続けるのには理由があります。

ポイント１「抜群の耐久性！６年間安心して使えます」

新一年生のお祝いにプレゼントしてもらったランドセル。お子さまにとってそれはとても特別で大切なものになります。ですが、安価で耐久性に不安のあるランドセルの場合、数年でダメになってしまい、買い替える必要が出ることも…。
人工皮革よりも素材の密度が高い牛革は、高い耐久性が魅力です。元気なお子さまに負けない程頑丈な素材なので、多少乱暴に扱われても音をあげません。

ポイント２「使い込むほど味が出る、高級感抜群の質感！」

大人も思わずうっとり手を滑らせたくなる手触り。この高級感がリアルレザーランドセルの強みです。さらに、使い込む程に体に馴染んでいくため、だんだんと体にフィットしていきます。

牛革は「エイジング」といい、使い込む程に表情豊かに変化していきます。２年生、３年生と進学していく度、お子さまと一緒に成長していく牛革のランドセル。６年生になる頃にはどんな風に成長しているのか、お子さまの成長と一緒に想像すると、心がじんわりとあたたかくなります。

牛革ランドセルのお手入れは？

ランドセルは、元気なお子さまが使うことを前提に作られているので、傷や汚れには強い加工が施されています。そのため、特別なお手入れはしない方がほとんどです。
また、牛革の特性上、使用することにより手の油などが革に馴染み、自然とランドセルをコーティングしてくれています。そのため、毎日使い続けることで、同時にお手入れもしているということになるのです！

勿論、元気いっぱいのお子さまが毎日使うものですから、丈夫な牛革といえ少しずつ傷んでいくことは避けられません。長く愛用するために、１週間に１回程、乾いた柔らかい布で優しく乾拭きしてあげましょう。

世代を超えて愛され続ける、牛革のランドセル

いかがだったでしょうか。雨に弱いとされている牛革も、防水加工がしっかり施されているので、「濡れたらすぐ拭き取る」を基本的に守っていれば、ダメになることはまずありません。優れた耐久性を誇り、安心して６年間愛用できるだけでなく、エイジングにより、お子さまと一緒に成長していく牛革レザーのランドセル。新一年生の大切な贈り物は、こだわりのレザーランドセルを贈ってみてはいかがでしょうか。