よく聞く『大容量ランドセル』。何が違うのか分かりませんよね？今回はランドセルの容量が決まるポイントと意外と見落としがちな収納のワナについてご紹介致します！入学してから「あれこれも入らない！」と、ならないためにもぜひチェックしてみてください！

ランドセルの容量は何で決まる？

ランドセルにはいくつかの収納ポケットがありますが、おおまかなランドセルの容量は高さ×幅×大マチの幅(奥行)で変化します。中でも、1番大きな収納口でもある、大マチはランドセルそのもの容量を左右すると言っても過言ではありません。

お子さんのランドセルを容量で選ばれる場合は、まず大マチの幅をチェックしてみましょう！

なんで容量が多い方が良いの？

お子さんのランドセルを選ぶ上で、1番に容量を気にする方はあまりいらっしゃいません。背負い心地や耐久性、安全面と比べるとやや意識しない点かと思います。ただ、ランドセルの容量は結果的に安全面にも繋がる部分もあり、決して無視できないポイントです！

以下は小学生が毎日持ち歩く荷物の一例です。


さらに月曜日や金曜日であれば、上履きや体育着、給食着なども追加されます。もちろん、それだけの大荷物はランドセルには入りきらないので、手提げを使う場合がほとんどです。

しかし、これだけの大荷物を背中に背負いながら、片手もふさがるとなると、バランスが取れず、転んでしまうこともあるかもしれません。

少しでもお子さんの負担を軽減するためにも、まとめてランドセルに収納できる方が良いのです！

ランドセルの容量大手3メーカー比較！

ランドセルの購入を検討する中で、必ずチェックするのは、「セイバン」「フィットちゃん」「ふわりぃ」ではないでしょうか？3社の容量を比較してみましょう。

	セイバン	フィットちゃん	ふわりぃ
縦(大マチ)	11.5cm	12cm	12cm
横	23.5cm	23.3cm	23.5cm
高さ	31cm	31cm	30.5cm

今回上げた、3社の中でセイバン以外の2社はモデルによってサイズが異なるため、1番容量のあるモデルデータを掲載しました。ただ、3項目とも差異が0.5㎜以内に収まり、大差がありません。

この3社で迷われているようであれば、容量で比較するのは少し難しいです。しかし一昔前に比べ、ランドセルの容量は進化しているので、3社とも容量は十分にあります。

よくある落とし穴！A4ファイルの違い

今や、定番となりつつある、A4ファイル対応のランドセル。ただ、このファイルについて絶対に見落としてはいけないポイントが『A4クリアファイル』と『A4フラットファイル』の違いです。

A4クリアファイルとは

数枚のプリンントをまとめておけるA4クリアファイル。A4サイズの用紙をピッタリ収納するために、サイズは縦310㎜×幅220㎜のものがほとんどです。

A4フラットファイルとは

A4サイズの用紙を冊子のように閉じておける、A4フラットファイル。サイズはクリアファイルよりも少しは幅が大きくなり、縦307㎜×幅230㎜が一般的です。

違いを理解しよう！

0.5㎜ほどの違いですが、A4フラットファイルに対応していないランドセルだときちんと収納することはできません。仕方なく斜めにいれたりかぶせに挟んで持って帰ったりするお子さんがいらっしゃるようですが、閉じる枚数が多くなると難しいものがあります。

かぶせに挟むのは、見た目的にも防犯の観点からもおすすめできません。

A4フラットファイルは低学年、高学年問わず活躍するアイテムです。譲れないポイントがないようであれば、必ずチェックしましょう！

まとめ

ランドセルは可能な限り、大容量が良いでしょう。防犯面はもちろん、手提げをあまり持たなくなることで、忘れ物防止にも一役買ってくれます。

ただ、ランドセルに荷物が入れば入るほど体に負荷がかかります。お子さんの体形を加味しながら、よく検討しましょう。

各メーカー大容量でも、体感重量を軽減する仕様のモデルを出しているので、合わせて調べてみてください！