小学生は親の想像を遥かに超えて、ランドセルに負荷をかけます。友達と引っ張り合ったり、土手でソリのように乗っかったり、投げたり…。文字通り踏んだり蹴ったりのランドセル、壊れてしまった場合の対処や、壊れにくいランドセルをご紹介します！

肩ベルトが切れた！実際の声をご紹介

ランドセルの修理について。肩ベルトの部分が千切れました。6年間補償がついていますが、肩ベルトを直すとなると有料になるのでしょうか？有料だとしたらいくらくらいかかりますか？ 出典：Yahoo!知恵袋

こちらの質問者さんは、ランドセルの肩ベルトが切れてしまったようです。修理にかかる金額が気になっていますね。
ほとんどのランドセルには、修理を無料で受けられる「6年間の修理保証」がついています。しかしほとんどのメーカーが注意書きをしている通り、保証期間内であっても、故障や破損の内容によっては有償となることがあります。例えば、カッターなどで自ら傷をつけた場合、マジックペンで落書きした場合などは、修理が有償となることが多いです。
ですが肩ベルトや背カンなどの故障は、普通の扱いをしていても壊れることがよくあります。持ち運ぶ教科書などの荷物が重く、どうしても負担がかかってしまうからです。
では、壊れた場合はどうすれば良いのでしょうか？

ランドセルが壊れた！どうすればいいのか

肩ベルトが切れた、背カンが壊れたなど、ランドセルが壊れた場合の対応は以下になります。

• ランドセルを購入した店舗へ持って行く
• メーカーへ連絡して郵送する

店舗へ持って行くと、その場ですぐ対応してくれることが多いようです。店舗に直接行けない場合はメーカーへ直接連絡をし、ランドセルを送ります。預かる期間は数日から1ヶ月ほどで、長期の修理になる場合は代替のランドセルを貸してくれるようです。

修理には保証書が必要

購入した店舗に持って行く、あるいはメーカーに送るなど、いずれの場合も保証書が必要になります。もしなくしてしまった場合は、保証書が手元にないということを伝えてください。また修理に出すランドセルの下記項目について、可能な限り調べておくとメーカーとのやり取りがスムーズになります。

• ランドセルの型式、モデル名
• どの部分がどう壊れてしまったか
• 購入した年月日、店舗名
• 購入した人の氏名、住所、連絡先

どうしても上記のことが分からない場合は、残念ながら保証が効かず、有償になることがほとんどです。修理に出す前に必ず保証書の用意、あるいは上記項目について調べておきましょう。

壊れにくいランドセルメーカー3選

ランドセルが壊れたという事例を調べてみると、そのほとんどが格安のモデルであることが分かります。また、壊れたら修理に出せばいいとはいっても、そう何度も修理に出していては時間も手間もかかり、面倒です。
そこで6年間の保証があり、かつ壊れにくいランドセルを製造、販売しているメーカーを3つ紹介します。

セイバン

1つ目は、「天使のはね」でお馴染みのセイバンになります。セイバンのすべてのランドセルは日本の工場内、日本の職人の手によって生産されています。また、ランドセルの前面から背面方向への加圧試験、強制的に劣化させた背カンの耐久試験など、厳しく品質をテストします。そういった厳しいチェックを行っているため、6年間安全に使えます。もちろん6年間の保証がついているため、もしもの故障も安心して修理に出せます。

フィットちゃん

出典：http://www.fit-chan.com/

2つ目は、トリプルガード、W補強、チリ構造など、壊れにくいランドセルを製造するフィットちゃんです。肩ベルト同様に壊れやすい「背カン」部分に、10万回の耐久性テストを行うなど、6年間の使用に耐えられるよう設計しています。保証については、修理にかかる往復の送料も含め無料としているほか、webサイト、ショールームで購入した方のみ、保証書をなくしても無料で修理を受け持っています。※一部例外あり

ふわりぃ

最後は、軽さや背負いやすさにこだわりを持つメーカー、ふわりぃです。50年に渡ってランドセルの製造を続けているため、その技術力は確かです。耐久テストはかなり厳しく、50~60kgの力で引っ張る、5kgの重りを入れた状態でコンクリートの上に落とすといったテストを行い、ランドセルの耐久性をチェックしています。もちろん6年間の保証もついており、通常使用で破損した場合は無料で修理してもらえます。

壊れにくいランドセルを選ぶ、修理に出せるよう保証書は保存する

ランドセルが壊れてしまったら、まずは保証書を探し、購入した店舗またはメーカーに修理ができるか聞きましょう。保証書が見つからなかった場合は、ブランド、モデル名、購入した店舗、日付、購入者の氏名と連絡先をメモし、メーカーに問い合わせましょう。
もし、まだランドセルを購入していない場合は、前述で紹介したような壊れにくいランドセルを選んでおくとよいでしょう。
ランドセルは6年間使う物です。大切に扱うよう心がけましょう！