ランドセル選びを行う時には、まずどのメーカーのランドセルを購入するか検討されると思います。その際に、大きくメーカー系ランドセルと工房系ランドセルの2つに分けて検討される方が多いのではないでしょうか。

メーカー系ランドセルとは・・・
●特徴
量販店や百貨店などでもランドセルが販売され、大量に生産している。

●例
天使のはねのセイバン(https://www.seiban.co.jp/)
フィットちゃんランドセル(http://www.fit-chan.com/)
ふわりぃ(http://fuwarii.com/)
などが挙げられます。

工房系ランドセルとは・・・
●特徴
メーカー系ランドセルと比べると、少量生産で手作りのランドセルを売りにしている。

●例
土屋鞄製造所(http://www.tsuchiya-randoseru.jp/)
鞄工房山本(http://www.kabankobo.com/)
中村鞄製作所(https://www.nakamura-kaban.net/)
などが挙げられます。

では、メーカー系ランドセルと工房系ランドセルは具体的に何が違うのかご紹介します。

メーカー系ランドセルと工房系ランドセルの違い

ここで注目していただきたいのは、製造に関する点です。
メーカー系ランドセルは、機械で大量に生産しているイメージを持たれている方が多いのですが、意外にもほとんどの製造工程に人の手が入っています。そのため、職人の手作りランドセルを売りにしている工房系ランドセルと、製造工程はほぼ変わらないのです。
以上を踏まえて、メーカー系ランドセルと工房系ランドセルがどのような方にオススメなのかをまとめてみました。

こんな人にオススメ！

【メーカー系ランドセル】
●急かされずにじっくりランドセルを選びたい
⇒大手のランドセルメーカーは、安定した生産体制を整えているため、夏ごろに売り切れてしまうことはほぼないようです。そのため、たくさんのメーカーのランドセルを背負い比べし、ご家庭のペースに合わせていつでも購入することができます。
※人気のお店や商品は売り切れる可能性もあります。

●軽さを重視したい
⇒人工皮革は天然皮革に比べると生地が軽いにも関わらず、耐久性はほとんど変わりがありません。そのため、通学時間が長いお子さまや華奢な体のお子さまにオススメです。

●お手入れは簡単にしたい
⇒長持ちさせるためには、お手入れが必須の天然皮革のランドセルに比べると、人工皮革のランドセルは、ほとんど何もしなくても長持ちするので手がかかりません。また、はっ水加工が施されているため、雨の日でも雨カバーもつけなくても大丈夫です。そのほかにも、水で薄めた中性洗剤で汚れを拭き取ることができるため、やんちゃな男の子を持つママも安心ですね！

●子どもの体に負担のかからないランドセルを選びたい
⇒メーカー系ランドセルは、人間の体について研究し、子どもの体に負担がかからないような機能を開発・搭載しています。加えて様々な試験を行い、品質の良さが実証されています。子どもの体のことを考えると、機能はランドセル選びに欠かせないポイントですね。
⇒背カンについての記事へ


【工房系ランドセル】
●周りのお友達とランドセルがかぶりたくない
⇒生産本数が限られており、大量に生産することができないため、クラスのお友達とかぶってしまう可能性は少ないでしょう。

●6年間飽きずに使いたい
⇒シンプルでオーソドックスなデザインの、伝統的なランドセルが多いので、6年生になっても飽きずに使用できます。

●自分だけのランドセルに仕上げたい
⇒天然皮革のランドセルの持ちは、きちんとお手入れをするかしないかによって変わってきます。お手入れを怠らずに使用すれば、次第に自分の体に形が馴染んで、革の何とも言えない風合いや、輝きが出てきます。手間はかかりますが、世界に一つの自分だけのランドセルに仕上げることができますよ。

●丈夫なランドセルを選びたい
⇒人工皮革に比べると重さはありますが、その分丈夫な天然皮革。使い続けてもくたびれた印象を受けません。注意しなければならない点は、天然皮革のランドセルでも、はっ水加工がしてありお手入れがほとんど必要ないものと、日頃からお手入れが必要なものがあり、メーカーによって種類が異なるところです。はっ水加工がされていないものは、雨に濡れたまま放置していると染みになってしまうことがあります。よく調べてから購入しましょう。

まとめ

ランドセルメーカーは数多く、ランドセル選びに悩まれる方は多いと思います。
その中でも、メーカー系ランドセルと工房系ランドセルのどちらを選択するかによって、購入する時期なども変わってきます。早いうちにどちらを選ぶか決めておくと、スケジュールも立てやすくなり、スムーズなラン活をすることができますよ。
実際にランドセルを背負う子どものことを第一に考えて、後悔の無いランドセル選びを行ってくださいね。