ランドセル、臭くなっていませんか？
ランドセルは、雨の日も、雪の日も、一年中使用するため、雑菌が繁殖して、臭くなってしまう場合があります。さらに、お弁当を持ち運んでいる場合は、ニオイが移ってしまうことも…。
ランドセルが臭くなるのは、毎日子どもが頑張っている象徴のようなもの。ニオイは避けられないのです。けれど、子どもに臭いランドセルを背負わせて、学校に通わせたくはありませんよね。そこで今回は、ランドセルの消臭法を3つ紹介します。また合わせて、ニオイを予防する方法も紹介するので、参考にしてください！

すぐできるニオイ対策その1：水拭き

「ランドセルが臭い！」というときに、手っ取り早い方法が水拭きです。たまった汚れや雑菌がニオイの原因になっているため、清潔にしてあげましょう。しかし、食べこぼしがかかってしまったなど、水拭きだけでは取れないきついニオイもあります。その場合は、水に中性洗剤を少量入れて拭くのがオススメです。ニオイが落ちやすくなります。
ゴシゴシ拭くと、ランドセルを傷つけてしまうおそれがあるため、優しく拭ってくださいね。

天然皮革は要注意！

天然牛皮・コードバンなどは繊細な素材です。中性洗剤をつけるとダメージを負う可能性があるため、洗剤の使用はオススメできません。天然皮革のランドセルにニオイが出てしまった場合は、水拭きと陰干しにとどめましょう。また、天然皮革は水にも弱い素材のため、広い範囲の水拭きや、繰り返し水拭きをすると傷んでしまうことがあります。気になる方は、メーカーで販売されている専用のお手入れ道具を購入しましょう。

すぐできるニオイ対策その2：重曹

水拭きでも取れないしつこいニオイには、重曹がオススメです。

重曹ってなに？

重曹は「炭酸水素ナトリウム」という白い粉末です。消火器や、食品に使用されています。食べ物にも使用できるため、子どものデリケートな肌に触れても安心です。
重曹は弱アルカリ性で、酸を中和してくれます。また、吸水効果もあるため、ニオイを含んだ水分を吸収して、消臭してくれます。

重曹の使い方

重曹を使用しての消臭法は簡単です。重曹50グラム程度をガーゼに包んで、そのままランドセルの中に入れ、ひと晩放置します。簡単なのに、びっくりするほど消臭効果が実感できますよ！また、1日でニオイが取れきれない場合は、2～3日連続して使用しましょう。月1回など、定期的に重曹を使用しての消臭を行うと、より効果的です。

重曹はアンモニアなど、アルカリ性が原因のニオイは中和できないため注意してください。重曹を使用してもニオイが全く落ちない場合は、別の消臭法に切り替えましょう。
重曹は薬局やスーパーで簡単に手に入ります。しかし、台所などのしつこい汚れ落とし用に使用する重曹には、表面活性剤が含まれていることがあります。直接肌に触れると刺激が強い場合があるため、使う際には注意してください。

すぐできるニオイ対策その3：消臭剤

消臭剤は応急処置として、「すぐニオイを消したい！」というときにもオススメです。使用する消臭剤は、市販のものでOK。バッグ用の消臭剤や、スプレーで除菌までできるタイプもあるため、いろいろとためしてみましょう。
ただし、スプレーや液体などを吹きかけるタイプは、ランドセルを変色させたり、傷ませたりする場合もあります。特に、天然皮革のランドセルは注意が必要です。スプレーや液体を使用する場合は、革の部分を避けて内部だけに吹きかけたり、使用したらよく乾かしたりするなど、扱いには注意しましょう。

ニオイを予防したい場合、定期的なメンテナンスを！

ランドセルは一度ニオイがついてしまうと、きれいに消し去るのは難しいことも。「ニオイをつけたくない！」という人は、定期的なニオイ対策が必要です。
ニオイを予防したいときは、こまめに掃除を行うことが重要。ニオイは汚れが蓄積されて発生することが多いため、ランドセルは清潔に保ちましょう。また、湿気やカビが原因のニオイもあります。湿気の多い場所にランドセルを放置しないように気をつけてください。