ランドセルを選ぶ時、どこを見るか？

みなさんはランドセルを購入する時に何を見ますか？
ベネッセ教育情報サイトが行ったアンケートによると、ランドセル購入時に一番見るのは「色」だそうです。ある程度年齢がいった方なら分かると思いますが、自分が入学する時、ランドセルの色のことを気にしていましたか？何にも考えずに、男の子は黒、女の子は赤を購入していませんでしたか？かつてはそれが普通だったんです。
ただ、現在はランドセルを選ぶ判断基準が変わってきています。

ランドセルの色の定番、黒と赤

ランドセルと言えば、少し前まで男の子は黒、女の子は赤、というのが定番でした。
みなさんもそのイメージがあると思いますし、自分が小学生時代もそうだったと思います。
そもそも、なぜ黒と赤がランドセルの色として広まったのでしょうか。それには諸説あります。
ランドセルを開発した当時、天然の牛皮革を染色するのが難しい作業だったそうです。その中でも染色しやすかったのが、黒と赤だったので、ランドセルの色に採用されたという説です。また、男の子と女の子を一目見て分かるように、見分けやすい色を採用したという説、汚れや色落ちを防ぐために黒と赤に決まったという説など、様々な説が考えられています。

いずれにしても、黒と赤が当たり前のように浸透していたので、ランドセル業界も最近まで多色展開をすることに至りませんでした。

ランドセルの色の今

では、最近はどうなっていると思いますか？

※ベネッセ教育情報サイト引用
http://benesse.jp/kosodate/201609/20160903-3.html

ベネッセ教育情報サイトが2016年7月に行ったアンケートによると、男の子は「黒系」が69％ともっとも多く、次いで「青系」17％。女の子は、「緑系」「ピンク系」がそれぞれ25％、「赤系」が19％でした。
中には、男の子で赤系、女の子で黒系という全く逆の回答も見られます。ランドセルというのは、それだけ、色や形などが多様になっており、小学生もそれを受け入れているということが分かります。
小学生だと、周りの子どもと色や形が違うことを気にする子もいると思います。この割合を見る限り、特に女の子はランドセルの色に関してそこまで気にする必要はなさそうです。自分が気に入った色を、とにかく買うことが大切だと思います。

ランドセルの人気カラー

※フィットちゃんランドセルHPより引用
http://www.fit-chan.com/choice/color.html

2017年、フィットちゃんランドセルを対象に行った人気カラー調査によると、男の子は「黒×ブルー系コンビ」がトップの割合を占めています。女の子は、かなりばらけてはいますが、「チェリー系」が17％でトップの割合を占めています。

男の子は、黒は黒でも、カブセやマチのふちが青くなっていたり、女の子も茶色の中にワンポイントピンクが混ざっているカラーなどのオシャレなデザインが人気を集めています。最近の子どもたちは、小さい時から色々なものを見ているため、ただの黒、ただの赤では満足できなくなってしまっているのではないでしょうか。特に女の子は、かなり幅広いカラーバリエーションがあります。パープルや水色などの、パステルカラーもたくさん売れています。

ランドセルの色の選び方

これだけ幅広い色が出ていると逆に選ぶのが迷ってしまいますよね。お子さんは好きな色を選べばいいと思いますが、親御さんはお子さんが間違った色選びをしないような舵取りをしなくてはいけません。本当にその色でいいのか、ということをお子さんとしっかり話し合って、6年間使うということを理解したうえで購入を検討しましょう。そこで、ランドセルの色を決める時のポイントを紹介します。

まずは、お子さん本人に好みのカラーを聞き出します。その色が例えば、かなり派手な色、デザインであった場合、その色で本当に6年間使えるのかを考えます。
お子さんは、その時、その場所で欲しいものを言っているだけだと思うので、長期的に使用するということをしっかり伝えます。
それでも欲しいと言った場合には、一緒に付いていった親など、大人の人が性格的なものも考慮して、判断をします。また、汚れが目立ちやすい色であるか、なども考慮してあげるといいでしょう。

キャラクター・流行りものは慎重に

キャラクターものや流行りものを買うときはよく考えましょう。購入時にそのキャラクターがめちゃくちゃ好き、もしくは流行しているからと、ランドセルを買ってしまうと、後になって後悔する可能性があります。
そのキャラクターをずっと好きとも限らないし、ずっと流行しているとも限りません。キャラクターをどうしても取り入れたい人は、ランドセルカバーの検討もしてみましょう。カブセに取り付けるだけで、見た目を大きく変えることができ、値段も手頃で取り外しができるので、購入の際のリスクも小さくなります。迷ったら、とりあえず無難な色を購入しておけば、間違いないと思います。