ランドセルは子どもが毎日使うもの。気が付けば、「汚れがべったり…」という場合もあります。そんなときは、汚れが染み込んだり、乾いてしまったりする前に対処してください。今回は、家庭ですぐできる汚れの落とし方・対処法を紹介します！

文房具・食べ物の汚れ

ランドセルの汚れを放置しておくと、ニオイの原因になったり、カビが発生したりします。汚れてしまったらすぐに落としてあげましょう。文房具と食べ物の2パターンに分けて、汚れの落とし方を紹介します。

文房具の汚れ

ランドセルを使っていてありがちな汚れが、文房具の汚れ。水拭きで簡単に落とせるものもありますが、なかには水では落ちないしつこい汚れもありますよね。そのような場合は、染み抜き用などで使われるベンジンを使用するのがオススメです！やり方は簡単。ベンジンを汚れた部分につけて、軽く拭ってあげましょう。
※素材によっては傷む場合があるため、見えない部分に一度ベンジンをつけて、テストしてください。

食べ物の汚れ

「お弁当の汁がこぼれた…」放置しておくとカビたり、悪臭を放ったりする危険があります！食べ物の汚はすぐに対処しましょう。汚れを落とす場合は、中性洗剤の使用がオススメです。
中性洗剤を使用する場合は、直接つけるのではなく、一度水に溶かしてから汚れ部分につけてください。雑巾やタオル、スポンジなどを使用して軽くこすって汚れを落とします。落とした後は、軽く水拭きをして洗剤を落としましょう。
また、中性洗剤で落ちないときは、ベンジンで試してください。

文房具・食べ物の汚れの落とし方を紹介しました。中性洗剤もベンジンも汚れを落としてくれるオススメの道具。しかし、なかにはどうしても自力では落ちない汚れがあります。そのような場合は、ランドセル専用クリーナーを使用したり、ランドセルを購入したメーカー・工房に相談したりしてください。

ランドセル内部の汚れ・汗が付いたときの対処法

次にランドセル内部の汚れと、汗が付いたときの対処法を紹介します。

ランドセル内部

ランドセル内部は汚れが溜まりやすい場所です。「ペンが付いてしまった」「食べ物をこぼした…」という汚れはすぐにわかりますが、ランドセルの内部はなかなか汚れに気が付かない部分。「ある日覗いたら、真っ黒に汚れていた…」ということにもなりかねません。

ランドセルの内部は、定期的に掃除を行うのがオススメです。中身を空っぽにしてから、掃除をしましょう。中身を取り出したら、まずは小さなブラシで隙間にたまった汚れをかきだします。このとき、傷をつけないように注意してください。たまったゴミをかきだしたら、水拭きをしていきます。汚れがひどい場合は、中性洗剤を使用しましょう。
拭き終わったら、乾いた布で乾拭きをします。風通しの良い日陰に干して、湿気を残さないようにしましょう。

汗が付いてしまったときの対処法

ランドセルは背中と密着して、汗が付きやすい部分。湿った場所に放置しておくとカビの原因にもなります。汗でランドセルがぬれてしまったら、乾いた布でふき取って、乾燥させましょう。
汗をかきやすい体質で、汚れが心配な場合は「汗取りパッド」を使用するのもオススメです。汗取りパッドは、ランドセルと背中の間につけるパッド。使用すると通気性がよくなり、汗も乾燥しやすくなります。汗取りパッドを使用すると、体感温度が下がったり、ムレ防止になったりもするため、暑い夏場に大活躍しますよ。
汗で悩んでいる方はぜひ使用してみましょう。

その他、汚れ落としの注意点・汚さないためにできること

汚れ落としの注意点！漂白剤はNG！

漂白剤などの強い薬品は使用NGです！使用するとランドセルを傷つけ、色合いも悪くなってしまいます。強い薬品が使えないため、汚れを完全に落とせないこともありますが、汚れも思い出のひとつだと思って、あまり神経質にならないようにしてください。

汚さないためには、日ごろから注意を！

一度汚れてしまったら、完全に元通りにはできません。日ごろから、汚さないように使っていきたいですね。普段からできることを紹介します。

・水拭きをして、清潔を保つ
・ランドセルカバーを使用
・雨に濡れたり、汚れを発見したらすぐ拭く

絶対汚したくないという場合はランドセルカバーがオススメです。可愛いらしい柄やクリアなものなどいろいろな種類が販売されています。興味がある方はチェックしてください！